スクランブラーとバイク屋のおやじ3人でキャンプへ その2
2016年10月13日 | スクランブラー , トライアンフ 2日目は悪天候の酷道で 翌朝は、高田さんと乳深さんの話声で目が覚め、テントを出ると今にも降り出しそうな曇り空でした。朝食を取りコーヒーを飲んでいると、雨が降ったり止んだりで、テントやタープの撤収の頃には雨になっていました。 撤収が終わり、高田さんを先頭に走り始めます。明君のトライアンフ エクスプローラーで一緒だった時と同じルートでしたが、途中からはどうやら冠山へ向かっているようです。 途中で足元をすくわれるようにツルッ ツルッと何度も滑り、路面が雨で濡れているのでどこで滑るかまったく見当がつかない悪条件。 キャンプ道具を積載したスクランブラーはサスも沈み込み、未舗装のダートのほうがはるかに楽に思えるような滑りやすい舗装路を登り続け、標高が一気に上がりました。 BMW GSやタイガー数台で高田さんの後ろに続き、とんでもない長い急斜面で高田さん以外全員がスタックして、息も絶え絶えに助け合って急斜面を登った日のことがよみがえってきました。あの日と同じように、高田さんのいたずら好きが始まったようである。 ハイテク・デジタルデバイス満載の最新バイクに乗り、ナビゲーション任せのルート案内によって、片側絶壁、苔が生え滑りやすい路面には落葉や枝、そして高低差が激しく登るにつれ霧が濃くなる悪条件のこの国道417号線なんかを、当店の初心者のお客様が案内されたら・・・想像するだけで背筋が凍りつきます。 雑誌などの「最新のトラクションコントロールもABSなどデジタルデバイスが付いてますから、どんな路面でも安心して乗れますよ!」と、悪条件になればなるほど本領を発揮するからなどという、初心者やリターンライダーの方を煽り立てるような無責任なコピーをベースにした、あまりバイクに乗らないメーカー色の強い専売店スタッフのセールストークが聞こえてきそうです。こんな条件下で実体験してみれば、いかがなものかな・・・と、走りながら考えていました。 雨の中国道417号線で峠越えのルートで帰ることになりましたが、昨日より天候も悪く霧も出たりで正に酷道417号線でした。 3人の平均年齢は58歳で、高田さんほどのバイク歴はないけれど、乳深さんも僕もそれなりにバイクを楽しんで乗り続け