春を見つけに伊豆半島ツーリング



TRIUMPH ストリートトリプルRツーリング仕様にて・・・。

2週間前、少しフライング気味に、トライアンフ・スクランブラーで春を探しに渥美半島へ菜の花を見に行ってきました。


しかし、「やはり日本の春は桜でしょう」と言うことになり、ノースウイングJC南店のスタッフでクラブマンデイのツーリング仲間でもある明君と、改めて本州一早咲き桜の伊豆・河津桜を見に、ストリートトリプルRで一泊ツーリングへ行ってきました。
今年はいつまでも寒く、2月の後半から毎週、週末から月曜日にかけて寒波が訪れ、雪が降ったり雨で大荒れという天候で、なかなかタイミングが合わず延び延びになっていました。
ですが、少しでも早く春を実感したくて、明君のストリートトリプルR「カマキリ目フル・ツーリング仕様」と、僕のストリートトリプルR「トンボ目スポーティー・ツーリング仕様」にて、日曜日の夜間に三島まで高速で向かうことにしました。
少し出遅れて10時ぐらいになると小雨がぱらつきだし、みぞれ模様の中のスタートです。
東海環状に乗ってすぐ雪に変わり、高速脇の温度計は1~0度で、春どころか一気に冬に舞い戻ったようでした。雪も次第に強くなり、一時は走行車線の左脇辺りが薄らと白くなるほどでした。

タイヤの選択は何を目的に

ツーリングでは当たり前ですが、今回のように天候や高度の変化により、路面もウエットやドライになったり、温度変化により凍結寸前の路面もあれば、アスファルトが解けるほどの高温になることも多々あります。
ところが市販モデルのバイク、特にスポーツモデルバイクには、タイヤの溝が浅く少ないハイグリップタイヤが、当たり前に装着されているのは疑問に思うし、危険に感じるのは僕だけでしょうか?

新車時に装着されていて、さらにタイヤ交換時に、「より一層のハイグリップタイヤに交換して、サーキットの走行会に行きませんか?」と、販売店に勧められたという話をよく耳にします。
市販モデルである以上、あくまでもバイクに乗って楽しむフィールドは、市街地や高速道路といった一般公道です。サーキット走行のようにその都度タイヤのコンパウンドを変えたり、走行前にウォーマーを巻いてタイヤを温めるといったことはできないので、タイヤは慎重に選ぶ必要があるのではないでしょうか。
僕のトライアンフ・ストリートトリプルRも、新車時のハイグリップタイヤ(サーキット走行タイヤ?)から、早々にツーリングモデルタイヤに変更しているので、路面の状況変化にも、コーナーへのアプローチ時にも、気持ちを捕らわれず気兼ねなく走れるので、より楽しめます。

グリップヒーターは必須アイテム

今回は、ツーリングの必須アイテムであるグリップヒーターを準備していたので、手が痺れることはありませんでした。東名高速は日曜日の深夜なのに意外に混んでいたのもあり、三島のビジネスホテルには、当初予定していた時間から大幅に遅れた午前2時20分ごろに到着。明君と朝ごはんの時間だけ決め、シャワーだけ浴びて早々に爆睡でしたzzzz
まだ春とは言い切れない天候の深夜の走行は、寒さも手伝い疲労が(歳のせいかも?)大きかったようです。

ツーリングキャリヤという発想!!

さて、今回のツーリングでは、ノースウイングJCの高田さんが考案された『リアシートを利用するツーリングキャリア』を取り付けていきました。
これは、ノースウイングJCの高田さんがCBR250Rで北海道ツーリングをされたとき、コンディションを整えたCBR250Rではロングツーリングも問題なく走れるのに、唯一荷物の搭載の問題があったために生まれたツーリングキャリアです。
リアシートを有効に使って荷物を固定するというスタイルは、今までにない発想だと思う。

トップケースの問題点

コンパクトでスポーツ性の高い車両だとタンデムシートの形状が細く、市販のシートバッグを取り付けても不安定なので、実は僕自身、以前は安直にトップケース派でありました。
しかし、リアシート後方に取り付ける専用キャリヤとトップケースは、リヤタイヤより後方の、なおかつ高いところに取付けます。そのため、荷物の荷重によりフロントとリヤとの一体感がなくなって車両のバランスを崩しますし、またコーナーや高速走行などで振られたりします。
特にコーナーの進入時などでは、前後の一体感のなさを考慮してライディングしなくてはならず、余分な気を使わなくてはいけませんでした。


ツーリングキャリアはツーリングの必需品と実感!

このリアシートを使うツーリングキャリアは、大きな荷物も簡単にしっかり固定でき、荷重もリヤタイヤ上にくるため、九十九折れのようなワインディングでも高速道路でも車両が安定していて、振られることもありませんでした。荷物を満載していることを忘れてしまうくらい、走ることに集中できます。
リアシートを利用しますが、CBR250R・CB400SB・トライアンフ・ストリートトリプRなど、軽量でコンパクトな車両でのタンデムツーリングはあまりないと思いますので、このツーリングキャリヤは、ツーリングの必需品だと実感しました。もちろん通勤・通学にも◎。


河津桜は葉桜に…

久々の伊豆半島ですが、何時もながらに修善寺までは混んでいることを思い出したので、旧国道を走り、天城越えならぬ、天城ループ橋を下り河津の町に向かいましたが、河津桜が葉桜になってました^^:
地元の方によると、例年ならば2月上旬からさき初め3月10日ぐらいまで咲いているけれど、今年は寒いため、2月下旬から開花して3月の20日頃まで咲いていたようでした。
でもそんな中で、河津桜がほんの少しと、それとは違う品種の桜の下にてテーブルと椅子を出し、コーヒーを沸かして暫しの春を満喫しながら、Dayキャンプと洒落込みました。

帰りのルートは国道を少しだけ走り、西伊豆から県道のワインディングばかりを楽しみながら、眼下に駿河湾と前方に時折り富士山を見ながら、久し振りのルートということで懐かしく、心地よくテンションも上がっていました。
遠い昔は、コーナーをかなりのハイペースで走ることが楽しい時期もありましたが、今では常用速度プラスαでスポーツライクにワイディングを走るのが、楽しく心地のよい時間です。 

ストリートトリプルRのエンジンは魅力的!

コンディションを整えたトリプルエンジンは、渋滞の中ではアイドリング回転より低いエンジン回転でも難なく走り、足回りのセッティングも整えてあるので、ツーリングキャリヤに荷物が満載でも、高いギヤをホールドしたままコーナーに侵入できます。
タイトコーナーの連続する峠道でも、スロットルを開ければそのまま難なく立ち上がっていき、ツインエンジンのトルク感とマルチエンジンの滑らかさのため心地よい吹け上がりで、両方のエンジンの良さを取り込んだトリプルエンジンのポテンシャルは、いつも快感です。
400cc並みの軽量コンパクトな車体に、リッタークラスのパワフルさを兼ね備えて、荷物の搭載スペースも確保できて、益々オールラウンドに使える欲張りな一台に仕上がり、益々お気に入りバイクの1台になりつつあります。
沼津ICから高速に乗るころには陽もずいぶん西に傾き、時おり見られる富士山が、オレンジ色に染まるのを楽しみながらの高速走行になりました。


今回取り付けていたミラーのエクステンダーのおかげで、後方確認がしやすく、大きな荷物を搭載してもバッチリ後方がみえるので、バックミラーに写るカマキリ目「フル・ツーリング仕様」ストリートトリプルRの、エンジンガードとポジションランプは迫力がありカッコいいなーと思いなが走っていました。
次回のツーリング時には、トンボ目のスポーティー・ツーリング仕様からフル・ツーリング仕様を妄想しながら、今度こそ荷物満載でキャンプツーリングにと思いを馳せ、帰宅の途に就きました。

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