HONDA 三車三様一気乗りツーリング ~前編~


2011年12月8日 | CB1100,CB1300,CB400,ホンダ

10月のことですが、ノースウイングJCの高田社長から「山口県までツーリングに行こう!」という、とても楽しみな提案をいただいたので、CB1300ST、CB1100、CB400SB の3台の車両を、NWJCのメカニックでありツーリング仲間の高田君、細川君と、僕の3人で代わる代わる乗り比べる一気乗りに行ってきました。

NWJC北店までTRIUMPH ストリートトリプルRに乗っていき、ナビ・レーダーなどの取り付けを済ませたCB1300STに乗り換えて、CB1100に乗る細川君を先頭に羽島ICへ。
今回お借りしたNWJCさんの試乗車3台すべて、エンジンコンディションが整えてあるのは当たり前、さらにサスペンション、ハンドリング、ポジションすべてにおいてベストコンディションのバイクなので、本当の意味での乗り比べを体験できました。
CB1300ST
CB1300STは、1速のアイドリングから普通にクラッチをミートしただけでスタートできてしまうほど、低速のトルクが増しているのを感じました。全域トルクの塊で、どのギヤポジション、どの回転域からでもスロットルを開けるだけで自分の思いのまま加速していきます。フレームもサスペンションも「カシッ!」としていて、それでいてしなやかでとても上質な乗り心地でした。
車格も大きく車重もありますが、街乗りでもハンドリングが軽快なのに驚かされました(これはNWJCさんのノウハウ満載のおかげでもあると思います)。高速走行でもハイスクリーンの恩恵でフェアリング効果が高く、風切り音もあまり気にならなくて、聞こえるのは心地よいエンジン音ぐらいでした。

CB400SB Revo
岐阜から180キロほど走り、中国道名塩SAで車両交替。2台目のCB400SBに跨ぎ車格、車重ともに気負うことが何もなく、走り出す前にヘルメットの中でほくそ笑む自分がいました。
以前の試乗でも実感していましたが、CB400SB SpecIIIのキャブ仕様から、CB400SB RevoのPGM FIのインジェクションに変わってからの変化は、同じ400とは思えないほどの劇的な進化で、さらにNWJCさんのメンテナンスや各部の見直しにより、また一段と進化していました。
低回転からレットゾーン手前まで瞬時に回り、アッという間に時速100キロ! VTECの切り替わりが解らないほどトルク感とパワーがあり、とても気持ちのいいコンディションに仕上げられているのもあって、何とも心地が良い!!
ビッグバイクでは危険過ぎてなかなかできない「全回転域」を使いながらの加速・減速は、バイクの醍醐味のひとつ!とても楽しいですよね!
高速道路で流れにのって走行するのに、6速で5,000~6,000rpmほど。エンジン音も心地ち良く、サスペンションもベストコンディションにセットされているので、路面の亀裂などを乗り越えるときもしなやかで安定感があります。スロットルをあければ自分の思いの速度までストレスなく回るので、いつまでも乗っていたくなり、次の休憩場所の大佐SAまでアッという間の200キロ強でした。


CB1100
最後はCB1100に乗り、中国道~広島自動車道~広島岩国道路~山陽自動車道と経由して、本日の最終目的地、山口県田布施まで向かいました。
CB1100は正にHONDAのネオ・クラシックです。ベストコンディションとなるように手を入れられた車両は、高速走行をかなりハイペースで走っても何の不安もなく、安定感があります。エンジン、サスペンション、どこを取っても、高田社長がいつも言われるストリートやツーリングに求められる「最良の妥協点」「万能な高性能」に仕上げられた車両だと実感しました。
ウインドスクリーン、ハイシートも装備されていて、いつまで乗っていても疲れがなく、楽しく乗れる気がしました。
高速を降り、下道を走っていて気が付いたのが、アイドリングから低回転での排気音がとても心地よく、高速道路を使わず下道をあちらこちらにぶらぶらと一日中走りたくなる車両でした。
 
次の日は散策しながらゆっくりし、午後3時ごろに田布施を出発。山陽自動車道に上がり、その後各地の高速・自動車道や国道を走り継ぎ、名神高速にて車両を交替し、NWJCさんに午後11時40分ごろ到着。
到着後、高田社長、高田君、細川君と今回のツーリングについて談笑しながら思ったのですが、ベストコンディションに仕上げられたCB400SBの心地よさ、楽しさが一番印象に残ったこと、そして長距離を走りながら体験しないと解らないことがあり、実感もできないことをつくづく思い知らされました。非常に内容の濃いツーリングで有意義な2日間でした。
一般公道を楽しめるバイクとは…
世間一般では、高速道路がメインの往復1,000キロ以上のツーリングに出かけるときに、CB400SB、CB1100、CB1300STの3台から選ぶとしたら、CB1300STを選ぶというのが、ほとんどの方の意見だと思います。
その次がCB1100で、CB400SBでは辛いんじゃないの?と思うのではないでしょうか。
僕も以前はそう思っていました…。400ccでツーリングに行った事はというと、その昔CBR400Fフォーミュラ3に乗って、高山祭に行ったぐらいしか思い出せません。
CB400SFで3年間NK4のレースもしていた経験もあり、400ccのことは知っているつもりでこんな感じと決めつけていました。
今のCB400SB Revoは、キャブ仕様からPGM FIのインジェクション仕様へと進化して、ちゃんとしたメンテナンスをされた車両ならば素晴らしく良く、今回の3台中、一番バイクとの一体感を感じれました。車格・車重だけでなく、全域を使いながら操って乗っているという感じが一番楽しく、そうして乗っていることが疲れもなく心地よいので、いつまでも乗っていたくなります。正に等身大のバイクの心地良さを感じました。
今回こうした形での乗り比べツーリングをさせて頂き体験・実感をたくさんすることができました。
高田社長、本当にありがとうございました。高田君、細川君色々と前準備やら後始末やらで本当にお世話になりありがとうございました。また行きましょうね!

さて、今回の比較ツーリングでいろいろと考えさせられることがありました。
ちょっと長くなりましたので、次の日記に続きます!

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